木漏れ日の家の床暖房工事のレポートです。
最近ではかなり一般的になった現場で配管を施工するタイプの床暖房。
マンションなどではまだまだパネル状のものを繋げて使う床暖房パネル方式が多いですが、このように長いなが~い架橋ポリエチレン管を継ぎ目なく敷き詰める方式です。
この床暖房の施工風景は何度見ても面白いです。
このように予め溝の入ったパネルを敷き詰め、器用に足で押し込みます。
その”足つき”は実に見事。
すす~っと上手に施工するんですよね~
なんか好きなんですよ(笑)
この床暖房の利点はいろいろあって、
一つはこのように変形した間取りに強いこと。
パネル状になっている床暖房に比べ、広い面積に床暖房を敷設できます。
ここは、出入り口で窓際を踏むことになるので、無理を言ってもう少し窓よりまで床暖房の範囲を広げてもらいました。
そして、土間などにも床暖房のパイプを埋め込むことができることです。
このパイプの敷き方にもコツがあって、熱源(今回は給湯器)から温まった温水が徐々に冷めて戻るルートが重なるように折り返すこと。
そうすることで温度ムラを少なくすることができます。
そして、継ぎ目のないパイプを使う事で継ぎ目での漏水を防ぎ、また太さが均一に保たれることで詰まり等を抑制する効果もあります。
実に理にかなった工法なんですね。
このメーカーさんの場合は、さらにアルミパネルの効果でパイプ間にも熱が伝わりやすく改良されています。
そして、エリアごとにこのような温度センサーで管理し、快適な運転が出来るようにサポートしてくれます。
床暖房といっても工法は様々ですが、私はこの方式が優れていると思っています。
さて、その床暖房の工事中。。。
職人さんがリビングにいると耳鳴り合するという話に。
「え?ほんと?」と思い、私もリビングに立ってみると「ぐぉんぐおん」という重低音と振動を感じるようになりました。
ええええ!
何だろう?
近くで杭打ち工事でもしているのだろうか?
それとも大通りの車の振動が伝わってきている?
しばらく疑問でしたが、2階に上がってみてその答えが解りました。
現場で使う大型の扇風機が振動を出し、反響していたのです。
原因が解ればなんてことはないですが、どこかの振動を拾ってたまたま増幅されているとかいう話でなくて良かったです。
床暖房の職人さんが本当に心配してくれていたのと、ほんとにリビングの一角だけで起きていたことなのでヒヤッとしました。
話は変わり、こちらは防蟻工事の施工済証。
ホウ酸系の防蟻材を利用しているのですが、ほとんど色がない為、施工しましたよという証拠にこのような施工済証を現場に貼っていくんですよね。
従来の防蟻処理だと、オレンジとか緑に着色されいかにも防蟻しました!
という痕跡が残るんですが、人間にも優しい防蟻材というイメージを残すためか、色を付けないんですよね。
この張り紙を信じるしかありません(笑)
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