風水 | 東京都荒川区の建築設計事務所Akatukidesign一級建築士事務所 https://akatukidesign.com ライフスタイルをデザインする建築設計事務所 Mon, 25 Dec 2017 03:19:04 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.1.1 https://akatukidesign.com/wp/wp-content/uploads/2017/10/cropped-faviconbig-32x32.png 風水 | 東京都荒川区の建築設計事務所Akatukidesign一級建築士事務所 https://akatukidesign.com 32 32 家相・風水と上手に付き合って家を建てよう~家相で創る幸せな住宅とは? https://akatukidesign.com/housetec/kasou https://akatukidesign.com/housetec/kasou#respond Mon, 04 Dec 2017 16:46:30 +0000 http://akatukidesign.com/?post_type=housetec&p=1252 Last Up Date:2017.12.05 [toc heading_levels=”2,3″] 家相とは 家相とは、先人が築いた住居に関する考えを簡潔な言葉で示したもので、方位による場のエネ […]

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~家相で創る幸せな住宅とは?
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家相とは

家相とは、先人が築いた住居に関する考えを簡潔な言葉で示したもので、方位による場のエネルギーの考えを取り入れて整理したものです。
家の中心に家相盤を置いてチェックする前に一度目を通していただきたい事を書かせていただいてます。
また、風水学に関しても通じることがございますので家相=風水と読み替えて参考にして下さい。

家相はもう古い?

先人の知恵を絞って出来上がった家相ですが、それは昔の事。
現代の住宅では、断熱性能や遮音性が向上し、特に窓(ガラス)の性能が随分と良くなってきています。
現代の住宅においてどこまで通用するのでしょうか?

家相は、方位によって風の流れや陽の当り方など、自然のエネルギーとどのように付き合うのが良い家なのかを考えて作られています。
ですから、それぞれの考え方は的を得ているものが多く、「家相は古い」と切り捨てずにその考え方をキチンと理解する事は無駄ではありません。

ですが、家相が全てといった家造りは私は反対です。
やはり、家相は現代の住宅性能で補える部分が多く、もっと他の事を優先して間取りを造るべきと考えるからです。
家造りは様々な角度からのアプローチが重要です。
家相盤だけを頼りに、また家相の専門家の言葉だけを頼りに家造りをするなかれといったところでしょうか?

自分なりの価値基準をきちんと持ち家造りを行っていきましょう。

家相方位盤について

家相方位盤家相方位盤とはこのように方位を8分割し、さらにそれぞれ3分割した24方位のあるものを良く見かけます。
それぞれの方向に、水廻りや玄関、神棚の位置などを設置した場合、それを大凶・凶・吉・大吉と別けて良し悪しを評価します。
この時の基準となるのが住宅の中心。
大黒柱の位置だったり、住宅の重心とする場合など。
「欠け」や「張り」(出こみ引っ込み)のある家の場合は、その中心を出すのにも一苦労です。(重心の位置は厚紙に印刷して針等で支え判別すると良い)
問題なのが、住宅の外形を変えると途端に中心の位置がずれてしまってせっかくの間取りが台無しになってしまう事です。

また、狭い家(30坪)程度では浴室やキッチンなどある程度の大きさのある部屋はいろんな方位の範囲に入ってしまい、凶や大凶の範囲から避けて配置するのは困難になります。

納得のいく家相例

家相秘伝集という種の本の中には、なるほどなと納得のいく格言も多くございます。
それは、科学的な根拠に基づき、現代の住まいにも取り入れても無理なく活かす事が出来ます。
また、その家相通りの間取りにならなかったとしても、その根拠の元を正せば快適な住まいになるはずです。
家相という結果のみを気にせずに、そういう格言の出来た過程を正しく理解し対処していきましょう。

※格言の具体的な文言は引用してはならないという指摘があったので、格言の大まかなイメージに対し私の意見を述べていきたいと思います。
もし、似たような意味の格言でプランニングに迷った際に参考になればと思います。

身の丈に合わせた大きさで家をつくりましょう。
住む人がいなくなった部屋があると家が傷みますよといった意味の格言
広い家、段差の多い家や湾曲していたり複雑な形の家はお掃除も大変です。その煩わしさはずっと続くので注意が必要です。
便所と玄関が近いと腫れ物・でき物ができるという格言
言い換えれば玄関に入ってすぐの便所は凶。コレはよく言いますよね。
昔のトイレは汲み取り式で蓋もなかったのでとても臭く不衛生だったのでしょう。
現代ではそれほど気にしなくていいと思いますが、換気経路などに気遣う工夫が必要です。
南側に軒や庇がないと口の災いが元で離婚する事になるかもしれない。また、逆に庇が深くても惰弱になると言う格言
日照をうまく遮り暑さ寒さを考えた家造りが必要です。冬と夏では太陽の入射角が違うので、夏の暑い日ざしを防ぎつつも、冬の暖かい陽気をいかに取り込むか?が鍵となります。

天窓や斜熱ガラスなど現代の技術でカバーしながら、快適な住環境を創り上げましょう。

南東や南に老人室を作ると良いという格言
朝日は南東から入るので早起きのご老人には目覚めのいい快適な場所となるのでそうした方が良いという意味です。
トイレは家の真ん中に設けてはいけないという格言
家の真ん中に有ると一見便利のように見えますが、換気も出来ずに家全体が臭くなってしまうからでしょう。
現在は、汲み取り式でもなければ、換気扇もつけますし便器も消臭型のものがあるのでそれほど気にしなくていいのですが、やはり家の真ん中では邪魔で間取りを立てづらいので、家の周囲に構える方が都合が良い事が多いです。
家の窓は東に開けたほうが良いという格言
日本は高温多湿の為、窓を多くとって換気していました。
東側に窓を設けると、朝の寒い時間に照らしてくれるので家が温かくなり快適になります。
逆に西に窓を開けると西日が眩しく、室内が暖かい時に日差しが入り込み暑くなりすぎるのと、冬は冷たい風が吹き込むからです。
その他
その他、神棚の位置は北側に据えて、南に向けるのを大吉。北西に据えて東南に向けるのが吉とされています。
また、仏壇は北西に据えて、東南に向けるのを大吉。西側に据えて東に向けるのが吉とされています。(宗派によっても異なります)

家相の根本?

このように、家相はその根拠となる話一つ一つは的を得ていて解り易い物ばかりです。
基本的に、住宅設備・機械に頼らず生きていくための工夫で、夏の暑い日ざしを遮りながら涼風を取り込む。冬の寒い時にめいいっぱい日差しを取り込みたい。キッチンは日差しを避け、汚水は換気が上手く出来るところに配置する。
そういった、科学的根拠に基づいた間取りの建て方が一つのノウハウとして短い言葉でまとめられ、家相として出来上がったものだと考えられます。

そして、その家相をより具体的に検証できるよう家相盤が発明され使われるようになったのだと思うのですが、ここでもう一度立ち止ってください。

何の為に、家相(家相盤)を使うのかを。
本質を忘れずに、家相に惑わされずに。

家相と上手な付き合い方

家相盤に照らし合わせて、ぴったりはまらない。
玄関の脇にトイレがある・・・

その事にとらわれて間取りを変更するのではなく、その心を正しく理解して対処法を考える。
コレが正しい家相との付き合い方だと私は思うのです。

始めから家相に照らし合わせてもいい家は出来ません。

家相を取り入れずとも、お施主さんの要望を100%叶える間取りはそうそう出来ないからです。
その上、トイレや玄関の位置に制約を受けてしまうとどうしても、家相以外のところを妥協せざるを得ないところが出てきてしまうのです。

コレでは本末転倒ですよね。
何の為に家を作るのか?

昔の人が住み良い家がイコールあなたにとっての最良の家ではないからです。

季節や自然に対しての考え方を盛り込んで、これからの暮らし方「ライフスタイル」を見つめ直し家造りに取り込む。その中で、この家相の考えも理解しておく。
そのぐらいのバランスでの付き合い方が良いのではないでしょうか?

家相の専門家に相談する?

設計士や不動産屋から戴いた図面を家相や風水の専門家に見せ、間取りを判定してもらおうと思う方もいるかもしれません。
ですが、私は余りお勧めしません。
専門家に相談しても迷いが増え解決にならないからです。
言うとおりに変更しようとして間取りを組み替えても、また違う人に見せたら違う問題点を指摘されてしまった。
コレはよくあるケースです。
聞けば聞くほど疑心暗鬼になって、進むべき道を失ってしまいます。

ここでひとつ違う話をしましょう。
マンションに住んでいるAさんがいます。
Aさんはとても幸せです。
では、同じ間取りの部屋(例えば上下階)に住んでいるBさんは幸せでしょうか?

決してそんな事はありませんよね。
間取りが同じでも、そこに生活する人によって住居の満足度、人生の満足度は変ってくるからです。

家相学まとめ

家相や風水の専門家は家造りのプロではありません。
その道のプロで経験も豊富かもしれませんが、そこに住む(住んだ)人の人生を全て知るわけでもないのに幸も不幸も判断できないと思うのです。
その中で、こういう間取りが幸せを呼ぶとか、このままだと不幸だとか断言すべきことではないと思うのです。

一方、我々建築家は、それぞれお施主さんの家族構成や趣味、または敷地周辺の環境、住宅設備の知識や、生活習慣等の細かいチェックまで行い総合的に間取りを組み立てるわけです。
もちろん、その中にはこのような家相の考えに基づく思想で間取りを組み立てる部分もあるわけで、家相(家相盤)や風水の導入によって一生懸命考えた間取りの邪魔をされたくないと考える建築家も少なくありません。

家相や風水という統計学的にまとめられた知見と、お施主さんと直接対話してまとめ上げられたプラン。
どちらに重点をおいて物事を考えるか?
また、家造りの目的や、どのように暮らしたいかという夢をもう一度思い出していただけたらと思います。

私が勧める家相との付き合い方は、間取りが完成して初めて家相に照らし合わせるという方法。
途中までは、それが家相に即しているかは全く考えずに、気に入った間取りが出来て初めて家相盤をチェックしてみる。
そのなかで、家相通りでない所があれば、なぜ家相で駄目なのかを調べ、その理由がどうしても外せない場合は対処法を考えてもらうというプロセスが一番上手くいくのではないかと思っています。

あくまで、家相盤をにらめっこして間取りを組み立てない。
コレが重要なポイントだと考えています。

風水について

風水については私の理解が乏しく、先生によっていろいろ考え方が違うものだと思います。
ですので具体的なことはわかりませんが、
以前私が携わった家の中には螺旋階段だと運気が逃げてしまうので壺を置いた方が良いなど”もの”で解決したことがあります。
”色”で解決することもあると思いますが、それらは基本的に心理学や統計学等きちんと裏付けのあるものがある一方、根拠が曖昧なものも多いかと思います。
なぜ?今のままでは悪いのか?
なぜ?そうすると運気が良くなるのか?
ひとつひとつ疑問を持って対処法に納得してから採用することをお勧めします。
また、空間構成にかかわることである場合はやはり建築家に相談して、可能であれば同席してもらって一緒に解決法を探るのが良いと思います。

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