東洋のガウディ~意思はどこまで引き継げるのか?

タイ・カンボジア旅行から帰国して、色々とドタバタしてしまってなかなかblog等の更新まで手が回らずにいます・・・
まずは旅行blogの方で紹介する予定だったんですが時間がないので、先に東洋のガウディ?タイのガウディ?の異名を持つサンクチュアリ・オブ・トゥルースのご紹介です。

東洋のガウディ

この建物はタイのパタヤの郊外にあるのですが実に衝撃的でした。
学生時代から海外旅行を趣味として世界各国に旅していたのですが、その時旅の拠点としていたのがタイでした。
バンコク発券という手法で、バンコクから日本行きの往復航空券を取得し、バンコクから格安の航空券で旅するために何度もタイを訪れていたのですが・・・
パタヤには来たことが無かったんですよね。

パタヤはただのビーチリゾートだと思っていたのですが、これほどエネルギッシュな建物が建っていたなんて全く知らなかったです。
地球の歩き方などのガイドブックもパタヤの数ページの中であまり大きくとりあげられてなかったので気づけなかったのだと思います。

今回、娘を連れての旅行だったのでプールが面白そうなホテルをチョイスしてパタヤの滞在となったのですが、この建物を知ったのもその後。
パタヤへの滞在が決まってからサンクチュアリ・オブ・トゥルースの存在を知り、旅の目的へと昇格したのでした。

東洋のガウディ

とにかく、目を見張るのがこの顔の塔。
アンコールワット遺跡群のアンコール・トムのバイヨンのような意味合いなんでしょうかね?

なんとなく北インドの南サラハン・ビジャト寺院で見たレリーフに近いものを感じましたが、ここまで装飾がすごい木造寺院は今まで見たことがありません。

東洋のガウディ

でも、すごいのは建物の内部も装飾がいっぱいな事。
何十年も作り続けていて、現在も工事が行われているのになかなか完成しないのは建物の中に入れば納得です。

東洋のガウディ

以前、サグラダファミリアを訪れた時は、映像で見た時より本物の方がスケール感がでかすぎてしっくりこなかったのですが、このサンクチュアリ・オブ・トゥルースは実によいスケール感で彫刻の一つ一つがとても活きていた気がします。

しかし、サグラダファミリアを見た時もそう感じたのですが・・・
一体どのようにして製作者の意図を反映しているのでしょう?

気になって調べてみると、建築は1981年からだそうです。
あれ?意外と新しいんですね。
今年で37年目という事なので、もしかしたらタイによく行き来していたころはまだまだ全然出来ていなかったのかも?
とはいえ、これだけ長期間にわたる工事だと、設計者がご存命かも不明?
図面もどこまであるのか?ましてや、彫刻の指示はどのように出しているのか?
とにかく?がいっぱいです。

ガイドが英語ガイドしかなかったので頼まなかったのですが、きちんと説明を聞いてみたかったですね。

しかし、建築と修復が同時並行で行われ、大人数で工事を行っているわけで、私の全く想像の出来ない世界です。

なんとなく、遺伝子レベルの操作?
傷が出来たら修復し、環境に応じて進化を遂げる生物の様に感じてしまいました。
躍動感という言葉だけでは表現しきれない、建物がゆ~~~っくりとうごめいているような生命力。
その事にとても神秘を感じました。

設計者が亡くなったとしてもまだ何十年と工事が続くのでしょうね。

とにもくかくにも、建物にこれまで生命力を感じたのは初めてかもしれません。
キチンと図面の整備された建物のであれば、全く感じる事のない感覚です。

また、写真を旅行blogのほうで紹介できたらと思っています。
時間が出来てアップ出来たら報告します。

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