江東5区大規模水害ハザードマップが発表されました
今日(8/22)江東5区が合同で、大規模水害ハザードマップや大規模水害広域避難計画を発表しました。
江東5区とは葛飾区・墨田区・江東区・足立区・江戸川区で、海抜0m地帯がある事から、荒川と江戸川が氾濫した場合の避難計画について共同で話し合い、対応を検討したようです。
しかし、その内容がなかなか衝撃的です。
今までも同様のハザードマップがありましたが、今まで注目していたのは大規模災害が発生した場合の浸水深さだけで、その場合どこに逃げれば安全か?の目安にハザードマップを使っていたのですが、今回新たに(もしかしたら今までも発表されていたのかもですが)、浸水期間についても調査がありました。
それは江東5区の90%である249万人が水害にあい、2~3週間浸水し続け避難を余儀なくされる方が150万人におよぶというのです。
今までは、災害時の一時的な避難だけを想像していましたが、実際に荒川や江戸川が決壊した場合はこのような甚大な被害が及ぶのです。
江東5区以外でも被害が甚大な地域が
しかし、衝撃だったのは江東五区の調査という事だったのですが・・・私が住んでいる荒川区に目をやると・・・
なんと2週間以上浸水し続ける地域ではないですか!
よく見ると荒川区のほとんどの地域で同様の浸水被害が見込まれることがわかりました。
江東5区というカテゴリーに入っていませんが、台東区や北区などでも注意が必要そうです。
これらの江東5区(葛飾区・墨田区・江東区・足立区・江戸川区)は避難等のガイドラインを作成し、降水量や台風などの進路、高潮などの状況に応じて避難計画を策定しています。
しかし、同様の被害が見込まれてしまう荒川区はこの避難計画の蚊帳の外です。
どこまで避難計画が策定されているのかとても不安になりました。
ここで、注意したいのは江東5区(葛飾区・墨田区・江東区・足立区・江戸川区)に広域避難指示が出た場合、荒川区は指示が出ていないからといって安心してはいけない事。
これは、ただ避難に関するガイドラインがキチンと造られていないという事だけが理由かもしれないからです。
本当は東京都や国がこういったガイドラインをきちんと作成すべきなのでしょうが、一刻も早く荒川区には「江東5区広域避難推進協議会」に加えてもらって区民の安全、安心を考えていただきたいものです。
これらの資料等は葛飾区のHP(その他5区)からDLが可能です。
周辺地域に住む方も是非一度目を通してみてください。
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