先日、投資家の中ではとても有名な「楽待・不動産投資家新聞」さんの取材を受けました。
取材といっても、以前記事にしたレオパレスの界壁問題の記事を執筆担当の方が目にしてくれたようで、同じような瑕疵物件の記事を書くにあたって取材をしたいというものでした。
取材は短時間でしたが、あっという間に記事になり無事アップされましたのでご紹介します。
しかし、やはりプロのライターさんは文章がとても上手ですよね。
とても、簡潔にわかりやすくまとめていただきました。
ページの関係で私の伝えたかったことは一部しか伝えられていませんが少しでも参考になれば幸いです。
難しいのは、投資家向けの記事(サイト)であるという事。
これがオーナーの住む家だともっともっとチェックすべき項目はあるのですが、投資物件だと投資コストに似合うかどうかというのが最重要になるので徹底的な監理は必要ないのだと思っています。
その中で何が重要か?
投資家マインドを持っていない私としてはその判断に迷うところがあります。
各工事の監理のポイントは私のHPでまとめ途中の工事レポートを見ていただければ良いのですが、楽待さんの記事の中でも触れさせていただいたのは
「コンプライアンスの低い業者は、隠れたところで悪さをする可能性が高い」
という事です。
これは今までの現場経験からですが、現場でのミスを安易にごまかしたり嘘をついたりするのはこういったコンプライアンスの低い業者がほとんどです。
また、経験豊富な工務店も様々な業者との付き合いの中でそういった意識が薄れてしまっている事が多々ありました。
若い現場監督さんだと、間違いを認めてすぐに直していただいたり、対応が早いのですが、様々な修羅場を潜り抜けてきた監督さんだと、他の現場だとこれで大丈夫だったとか、検査員に指摘されたことがないから問題がないはずだなどの「間違った知識」によって、
「指摘がない」=「問題がない」と誤認して段々と意識が低くなってしまう事があるように感じています。
といっても、そういった業者さんを見分けるのは難しいし、職人さんの意識にもよるので・・・
結局のところ監理がとても重要だという事になります。
しかしながら、投資用の物件というのはこういった監理のコストを抑えて建てることがほとんどです。
ましてや新築後に隠れた瑕疵を見つけることは非常にむずかしいのです。
そこで、コンプライアンス意識の高い業者が建てた物件か?
というのが一つの目安になると思うのです。
例えば、小屋裏違反の物件は投資家にしてみると容積も大きい割には割安で魅力的に映るかもしれません。
ですが、そういった施工を行うという事は、他にも悪さをしている可能性があるとにらむべきだと思うのです。
法律を守らなくてもよい=わからなければ大丈夫の精神は、隠れた瑕疵を生みやすいという事です。
そういった話を取材の時に話させていただきました。
と、やはり私の言葉でまとめようとするとうまくまとまりません(笑)
プロのライターさんはさすがですね!
この記事へのコメントはありません。